井戸 敬二 町長
世界へ通じる景観美。自然の神秘を感じる飛水峡
―― 自然豊かな七宗町ですから、美しい観光資源がたくさんありそうですね。
最も有名なのは「飛水峡」でしょう。他にも「日本最古の石博物館」や「神渕神社」にある樹齢800年の大杉があります。神渕神社では勇壮な黒獅子が荒れ狂う、400年の歴史を持つ例祭も毎年4月に行われます。また町内には円空仏も現存しています。さらに、多くの登山客が訪れる納古山も町の誇るべき自然です。 2008年4月号の広報には「目指せ世界遺産七宗」との思いも綴りましたが、今一度、住民に素晴らしい自然の良さを再認識してもらい、ふるさとの自然を愛してもらう。そして訪れた方々に町の魅力をぜひ伝えてほしい。そんな交流を通して、まちづくりを進めていきたいと考えています。
―― 美しい飛水峡を見るのに、オススメのシーズンはいつ頃ですか。
個人的には、岩つつじがキレイな花を咲かせる6月がオススメですね。あとはやっぱり紅葉シーズンです。1000もの甌穴群が点在し、エメラルドグリーンの水をたたえる神秘的な渓谷を目にすれば、きっと心が癒されることでしょう。私にとっては、子どもの頃から見ている風景ですが、橋から見る姿も小学生の時に見た景色と変わることなく、どこかほっとさせてくれます。
―― それだけ美しい場所だと、写真を撮る人も多いのではないですか。
飛水峡とJR高山本線を合わせて写すことができるポイントがありましてね。写真愛好家の方も多く訪れますよ。春には桜も入れながら写すことができるとあって、撮影スポットにもなっているようです。 ワイドビューひだの車内では飛水峡に差し掛かる付近になると、少しスピードを落としてくれて案内放送も流してくれています。そんなこともあって、全国からファンが訪れるようになっています。
―― 国道41号沿いですよね。道路沿いに車を止めて見学できるのですか。
以前は2ヶ所ほど退避所があって、そこから飛水峡を眺めることができたのですが、あまりにもゴミがひどくて、どれだけ掃除をしても追いつかなくなってしまい、閉鎖しています。マナーだけは、ぜひご注意いただきたいです。 今、問題になっているのは竹です。ドライバーからも「竹がしだれかかっきて、圧迫感を感じる」との声が寄せられています。かつてはタケノコを掘っていたこともあったのですが、高齢化もあって、手入れが行き届かなくなってしまいました。毎年3月には飛騨川清掃ということで、子どもたちも参加してのボランティアによる美化活動も行っていますが、とても間に合いません。 そこで2009年からは、厳しい財政の中ですが、予算化をして竹を伐ることを始めました。自然が美しい峡谷であることは逆に高低差も激しく、専門家でも伐採に危険が伴うほどです。一度にはできませんが、少しずつ進めていきたいと考えています。 現在、マイカー利用の方は、道の駅「ロック・ガーデンひちそう」から歩いて見学に行かれる方が多いですね。
―― 飛水峡は白川町へも続いていますが、今後は広域的な観光も視野に入ってきそうですか。
やはり、沿線が一体となって観光に力を入れていかなければならないと思います。その意味では、やはり下呂温泉が中核になるでしょう。先日、下呂市長の呼びかけで、白川町長と川辺町長、そして私が集まって、一体となった観光に取り組もうという会議も行いました。高山方面への観光でも、行きは東海北陸自動車道を利用して、帰りは下呂を経由して、のんびりと国道41号で帰路に着くというケースが多いようです。ちょうど下呂から1時間ほどですから、一休みするにもぴったりだと思います。これからは積極的に広域観光も進めていきたいですね。
〒509-0492 岐阜県加茂郡七宗町上麻生2442番地3 TEL.0574-48-1111 FAX.0574-48-2239 URL:http://www.hichiso.jp/
面積:90.47km2 人口:4,585人(推計人口、2009年2月1日) 町の木:ひのき 町の花:しゃくなげ
関市|美濃加茂市|下呂市| 川辺町|八百津町|白川町
世界へ通じる景観美。自然の神秘を感じる飛水峡
岩つつじが咲く6月と紅葉シーズンがオススメ
―― 自然豊かな七宗町ですから、美しい観光資源がたくさんありそうですね。
最も有名なのは「飛水峡」でしょう。他にも「日本最古の石博物館」や「神渕神社」にある樹齢800年の大杉があります。神渕神社では勇壮な黒獅子が荒れ狂う、400年の歴史を持つ例祭も毎年4月に行われます。また町内には円空仏も現存しています。さらに、多くの登山客が訪れる納古山も町の誇るべき自然です。
2008年4月号の広報には「目指せ世界遺産七宗」との思いも綴りましたが、今一度、住民に素晴らしい自然の良さを再認識してもらい、ふるさとの自然を愛してもらう。そして訪れた方々に町の魅力をぜひ伝えてほしい。そんな交流を通して、まちづくりを進めていきたいと考えています。
―― 美しい飛水峡を見るのに、オススメのシーズンはいつ頃ですか。
個人的には、岩つつじがキレイな花を咲かせる6月がオススメですね。あとはやっぱり紅葉シーズンです。1000もの甌穴群が点在し、エメラルドグリーンの水をたたえる神秘的な渓谷を目にすれば、きっと心が癒されることでしょう。私にとっては、子どもの頃から見ている風景ですが、橋から見る姿も小学生の時に見た景色と変わることなく、どこかほっとさせてくれます。
変わらないふるさとの景色を守るために、美化活動を行い、環境を整備する
―― それだけ美しい場所だと、写真を撮る人も多いのではないですか。
飛水峡とJR高山本線を合わせて写すことができるポイントがありましてね。写真愛好家の方も多く訪れますよ。春には桜も入れながら写すことができるとあって、撮影スポットにもなっているようです。
ワイドビューひだの車内では飛水峡に差し掛かる付近になると、少しスピードを落としてくれて案内放送も流してくれています。そんなこともあって、全国からファンが訪れるようになっています。
―― 国道41号沿いですよね。道路沿いに車を止めて見学できるのですか。
以前は2ヶ所ほど退避所があって、そこから飛水峡を眺めることができたのですが、あまりにもゴミがひどくて、どれだけ掃除をしても追いつかなくなってしまい、閉鎖しています。マナーだけは、ぜひご注意いただきたいです。
今、問題になっているのは竹です。ドライバーからも「竹がしだれかかっきて、圧迫感を感じる」との声が寄せられています。かつてはタケノコを掘っていたこともあったのですが、高齢化もあって、手入れが行き届かなくなってしまいました。毎年3月には飛騨川清掃ということで、子どもたちも参加してのボランティアによる美化活動も行っていますが、とても間に合いません。
そこで2009年からは、厳しい財政の中ですが、予算化をして竹を伐ることを始めました。自然が美しい峡谷であることは逆に高低差も激しく、専門家でも伐採に危険が伴うほどです。一度にはできませんが、少しずつ進めていきたいと考えています。
現在、マイカー利用の方は、道の駅「ロック・ガーデンひちそう」から歩いて見学に行かれる方が多いですね。
沿線の1市3町が一体となって、広域観光を推進
―― 飛水峡は白川町へも続いていますが、今後は広域的な観光も視野に入ってきそうですか。
やはり、沿線が一体となって観光に力を入れていかなければならないと思います。その意味では、やはり下呂温泉が中核になるでしょう。先日、下呂市長の呼びかけで、白川町長と川辺町長、そして私が集まって、一体となった観光に取り組もうという会議も行いました。高山方面への観光でも、行きは東海北陸自動車道を利用して、帰りは下呂を経由して、のんびりと国道41号で帰路に着くというケースが多いようです。ちょうど下呂から1時間ほどですから、一休みするにもぴったりだと思います。これからは積極的に広域観光も進めていきたいですね。